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2023年01月15日

『第5回 写真で土佐市をPR!フォトコンテスト2022』入賞作品

第5回目となる『写真で土佐市をPR!フォトコンテスト2022』の入賞作品をご紹介いたします。

今回のテーマは「土佐市の自然」。

第1回から引き続き、写真家の中島健藏さまに審査員長をお願いして、下記の作品が入賞されました。
ご応募いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。

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★最優秀賞★(1点)

「神の彩色」岡本伸雄さま

京間の大銀杏ですが、大銀杏を主役とせず、千載一遇の夕焼けと絡めました。作者の着眼と天候を味方にした強運で、全員の票を集めての受賞になりました。(評/中島健藏)※以下同じ

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★優秀賞★(4点)

「USAサーフ」 山本啓子さま

仁淀川土佐市側のサーフィンですが、河口独特の地形を画面に取り入れた構図が素晴らしいです。サーファーをアップにしがちですが、作画が功を奏しました。

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「後世に残したい景色」 竹政実佳さま

山の斜面に湧き出る姫蛍と空を覆う星のコラボレーションがこの世の風景とは思えません。蛍はたくさんの応募がありましたが風景としてとびぬけた作品です。

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「鎮守の森の妖精(フクロウ幼鳥)」 井上 満さま

揺るがないライフワークとして土佐市の鳥類を応募されて来ました。日々の観察が写真に反映され脱帽です。応募された写真はどれも票を割るほど素晴らしいです。

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「星に願いを」 今橋和香さま

天の川を宇佐漁港から狙った写真に、大きな流れ星が一閃。画面にアクセントを添える強運を射止めました。天の川も応募が多くありましたが願いが通じました。

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★佳作★(10点)

「早朝の漁」 北村健三さま

宇佐からのダルマ日の出ですが、水平線の雲のありようから、運よく太陽に雲が掛からなかった事が窺えます。土佐市であるという環境も良く配置された秀作です。

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「朝霧」 由井邦男さま

清滝山からのランドスケープですが、高速道路が時代を反映し、朝霧が写真の質を高めているように感じます。撮影前の構想と現場での出来事がマッチしました。

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「ちくと一杯」 池 誠機さま

大きな魚かと思えば、土佐市の特産品である「ウルメイワシ」でした。広角レンズでぐっと寄って、レンズ効果で大きさを騙されるという写真ならではの表現です。

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「私の町 私の学校」 羽方章裕さま

ドローンで写された雄大な宇佐大橋とご自身の母校、機材の進化を踏まえた現代ならではの表現です。圧巻のカメラアングルが票を集めました。

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「気品漂う竹林」 長谷由美さま

下草の羊歯と姫蛍の丸ボケが竹林を幻想的に引きたてています。作者の、ここが絵になる。という思いが見事に集約されました。写真ならではの表現美ですね。

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「夏の入り口」 井原美貴子さま

親水公園でパチリ、こんな自然環境の中でのびのびと育つ子供さんに、きっと明るい未来が待っているでしょうと太鼓判を押します。夢と愛が詰まった一枚です。

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「だるま朝日」 福岡昭男さま

数ある朝日の応募の中から釣り人とカメラマンの配置、いうなれば宇佐が伝わるカットに入選を勝ち取りました。

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「波介川、川の恵み」 西岡季子さま

釣り人と菜の花が満開の波介川(ハゲ川)、今回は自然というくくりの中で、春爛漫という写真は本作が抜きんでていました。暖かく優しい作品ですね。

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「遍路蛍」 白木和夫さま

夜の札所へ飛ぶ姫蛍を遍路行脚に見立てたタイトルと相まって、激戦のホタルを制しました。石仏のライティング迄、画面全面に細かく配慮の行き届いた作品です。

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「スタートレイル」 岡 健太さま

寒風吹き荒れる真冬の「五色の浜」で長時間頑張りました。応募が多かった夜の作品の中でも、作者の努力が報われ、天候も味方につけた秀作です。

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〈総評〉中島健藏さま

今回は「自然」というテーマでの募集となり皆様も応募作品に考えを巡らせたのではないでしょうか。生活環境も含めて、土佐市の空気が伝わるものが選ばれたような気がしますが、いかがでしょう?夜の写真、天の川やホタルは撮影場所が沢山あって激戦になりました。風景もそうですが独自のカメラ位置(アングル)作品が上位にふさわしいと高く評価されたと感じます。